カードローンを約定返済額未満で返済すると利用停止になる?本記事では、カードローンの返済を約定返済額未満の金額で返済すると利用停止になってしまうのか解説をします。「今月はお金がなくて指定されている返済金額が用意できない・・」と困っている方は参考にしてください。約定返済額未満の返済を続けていても大丈夫なのか不安に思っている方はご覧ください。約定返済額未満の返済だと新規借入れが利用停止になる?カードローンの多くは、利用額に応じた毎月の返済金額が決まっています。例えば、SMBCモビットの利用限度額における約定返済額は以下のとおりになっています。今利用しているカードローンも、利用残高に応じて決まっていますので、理解していない方はチェックしておきましょう。<SMBCモビットの返済額>最終借入後残高返済額10万円以下4,000円10万円超過、20万円以下8,000円20万円超過、30万円以下11,000円30万円超過、40万円以下11,000円40万円超過、50万円以下13,000円50万円超過、60万円以下16,000円60万円超過、70万円以下18,000円70万円超過、80万円以下21,000円80万円超過、90万円以下24,000円90万円超過、100万円以下26,000円※実質年率18.00%(最高利用残高が100万円以上は実質年率15.00%)の場合です。※100万円超過の場合、最終借入後残高が20万円増すごとに、返済額が4,000円追加となります。例えば、15万円の利用残高なので8000円を返済いないといけない状況で、返済できるお金が5000円しかできない場合はどうなるのでしょうか。管理人の経験から言うと、約定返済額以下でも利息額だけ返済すれば返済扱いとなるカードローンと、約定返済額以上しかATMで受け付けてくれないカードローンがあります。また、利息以上約定返済額未満の返済だけを続けていると、利用枠があっても、新規の借り入れがストップされることもありました。結論から言うと、カードローン会社それぞれで違いがあるようです。ある日突然、利用限度枠がまだ余っているのに、新規の借入れができなくて問い合わせたところ、約定返済額とおりに返済が行われていなかったからと回答されたことがあります。ただし、そもそも約定返済額以下で返済を続けることはおすすめできません。それは元本が減らないからです。当然、借り入れ元金は減らず、利息の総支払額だけが積みあがっていくわけですので、いつまで経っても完済できない状態になります。カードローンは「最低でも約定返済額の返済」、出来ればそれ以上の返済をして早めに返すという意識を持つことが大切です。少しでも余裕があるときは返済をして利息を減らしましょう。返済額の違いによる完済までの利息負担の比較では、返済額が異なる場合の完済までの利息負担の総額を比較してみましょう。金利や借入残高などの前提条件は以下としています。■前提条件借入金額::100,000円金利::年率18.0%毎月の返済額::3,000円のパターンと4,000円のパターン毎月の返済額が3,000円と4,000円の場合の利息負担の総額は以下の通りです。①毎月3,000円ずつ返済→利息の総額は約39,672円②毎月4,000円ずつ返済→利息の総額は約26,279円毎月1,000円多く返済することで、利息負担が約13,393円減らせる計算になります。返済額を増やすことで、利息を大幅に抑えることができることがわかります。まとめ本記事をまとめると、利息以上約定返済額未満の返済ができるカードローンとできないカードローンがある、また、長期的に約定返済額未満の返済を続けていても新規の借り入れができるカードローンと、新規の借り入れがストップされてしまうカードローンがあるということになります。いずれにしても、例えば今月だけ、2ヵ月だけという短期間ならばしょうがないですが、長期ではデメリットが大きいですので、約定返済額以上の返済をすることが必要となるでしょう。<利息以上約定返済額未満の返済をするデメリット>・借り入れ元金が減らない・新規の借り入れがストップされる可能性がある・利用限度額が縮小される可能性がある